About Ashtanga yoga
〜 アシュタンガヨガとは? 〜
" それぞれの課題に取り組む "
アシュタンガヨガは [ アシュタンガ=ヨガの八支則 ] の哲学を基に南インド ・マイソールで体系化されました。
アシュタンガヨガ最大の特徴と長所は『マイソールスタイル』と呼ばれる、あらかじめ決まっているアーサナ(ポーズ) の順番を生徒が記憶し、各自のペースで練習する自主練習法にあります。
人それぞれ異なる[ 運動経験・骨格・柔軟性や筋力・呼吸の質や深さ ] に合わせ個々が課題に取り組み、練習時間も初心者20分〜経験者90分とさまざまです。
ヨガを始めるにあたり身体の硬さ・年齢・性別を憂慮する方もいらっしゃいますが、条件を問わずそれぞれのペースで進めることができます。
『同じ空間で。それぞれができることを。』
アシュタンガヨガ・マイソールスタイルは年齢・性別・人種を超え世界中で親しまれています。
写真 : Sharath Jois 師 @Mysore India

" 自立のためのヨガ "
特に初心者〜中経験者までは講師と二人三脚の練習ですが、最終的には [ 講師に依存しない自立した練習 ] を目指していきます。
アシュタンガヨガがよく「難易度が高いヨガ」と表現される理由のひとつに、ポーズの一連の構成にチャレンジアーサナ(困難なポーズ)が意図的に組み込まれている点が挙げられます。
この構成のなかで講師は生徒自身が気づき・考え・工夫する機会を妨げないよう、重要な点を除き指導を最小限に抑えることも一般的です。
【アーサナのシリーズ構成】
●プライマリーシリーズ ( 初級 ・ヨーガ療法 )
●インターミディエイトシリーズ ( 中級 ・神経浄化 )
●アドバンスA〜Dシリーズ ( 上級 ・スティラバガ )
シリーズ内で得意なアーサナだけをより好んだり、嫌いなもを避けたりせず、段階に沿って練習を進めていきます。

" 哲学の部門 "
アシュタンガ(ヨガの八つの支則)には [ アーサナ ] と [ プラーナヤマ(呼吸法) ] のほか、思考や日々の行いのガイドである [ヤマ(禁戒) ] [ ニヤマ(勧戒) ] などの部門があります。
アーサナの練習に並行し、座学を通じてこれらの哲学の部門を学習していきます。

〜 練習方法〜
練習には「レッドクラス」と「マイソールクラス」の2種類の方法があり、マイソールクラスが日々の練習のベースとなります。
LED CLASS
「レッドクラス」
LED (指導者によるリード)に合わせ、参加者全員が同じペースで進行するスタイル。
レッドクラスでは、ポーズの順番(余計・もしくは足りない動き)・呼吸のタイミング・ペースを再確認しマイソールクラスでの練習に還元します。

MYSORE CLASS
「マイソールクラス」
アシュタンガヨガの主軸となる伝統的な自主練習方法。
生徒各自が順番を記憶し、ポーズが安定しつつあるパートまでの練習を行います。
練習時間は [ 初心者30分以下〜経験者90分 ]とそれぞれで
段階に応じて指導者より新しいポーズのガイドやサポートが与えられます。
この2つの練習方法の「どちらが良い・悪い」ということではありませんが、
レッドクラスのみでアシュタンガヨガの初級シリーズの全て・実力を大きく超えるポーズを行うことは推奨しません。
マイソールクラス(自主練習)で得られる [ 集中力・気づき・慎重さ ] は
アシュタンガヨガの長期的・安全な練習継続と成長のために必要不可欠な要素です。
マイソールクラスを始めたばかりのときは順番を忘れてしまったり、なにが正解か不安になることも多くありますが、焦らず先を急がずに。
それらのことも失敗ではなく経験として受け取ること。
そして自分自身への温かな目線とともに、長期的に取り組むべき事柄であることを必ず忘れないでください。